2008年度から全日制普通科高校の全県1学区制を導入するのに合わせ、県教育委員会は2007年7月2日、新潟市中心部の進学校の学級を増やす措置を取ることを明らかにした。
新潟高校の普通科を1学級増の8学級とし、募集人員も40人増の320人とする。
また、新潟南高校普通科は1学級減の計画を撤回し、現行の9学級360人を維持する。
この措置は3年間程度続ける方針。
高等学校教育課は理由について「万が一、受験生が多く集まった場合の(不合格者が多数出る)混乱を防止するための調整」と説明。今回の措置の根拠となる調査などは特にしておらず、通常の校長会議での意見交換などを基に決めたという。
しかし、県教委はこれまでの1学区制導入論議の中で「特定校への受験生集中はない」との主張を繰り返してきており、教育関係者の一部からは「言ってきたことと違う」との批判が出ている。
県教委は少子化を理由に、新潟市旧市域の新潟南、西、東、北の各高校で普通科を1学級ずつ計4学級を削減する方針だったが、今回の変更で削減は2学級にとどまることになった。
一方、学習塾のNSG教育研究会は「難関校の倍率が徐々に上がる傾向がある中、定員減はいかがなものかと思っていた。ニーズに応えた判断だ」(教育システム開発室)と歓迎している。
県教委はこのほか、2008年4月、佐渡市の両津高校校舎に中高一貫校を開設する方針を決めた。募集人数は2学級計80人を軸に検討中。校名は公募する。
また、2008年度入試から予定していた十日町市の十日町高校定時制、安塚高校松之山分校の募集停止を1年延期する。